今年の「夏の土用の丑の日」は7月23日。土用の丑の日といえば鰻です。
鰻屋の前を通ると、うちわでパタパタ鰻を焼いているいい匂いがしていますよね。このうちわ大事な役目があるそうです。
鰻屋で鰻を食べた時の柔らかい身と、カリッとした皮の感じ、これはただ火であぶるだけではできないそうです。では何が必要なのかというと「火の通りを均一にして焼き上げる」こと。そのために職人が使うのが「うちわ」だそうです。うちわであおぐことで火柱が散り、火の粉が飛ぶ。脂の落ち具合や、舞い上がった燻の加減まで考慮しながら絶え間なく繰り返すことによって、鰻にまんべんなく火を通していくそうです。うちわのおかげで美味しい鰻が食べれるのですね。
ちなみに、鰻屋が使う四角いタイプのうちわは、柿渋を表面に塗った「渋うちわ」と呼ばれ、1本あたりの値段は3000円以上する高級品だそうです。
今年は猛暑のようです。美味しい鰻を食べてパワーをつけてはどうでしょうか?